「社長解任」有森隆著

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 1982年、トヨタ自工とトヨタ自販は合併してトヨタ自動車となり、トヨタ自販社長の豊田章一郎が社長に就任した。実はこれは創業家への〈大政奉還〉の布石だった。

 トヨタ自工の創業者・喜一郎の義兄である豊田利三郎がトヨタ自工の初代社長となって以来、創業家はトヨタ自工から締め出されてきたが、ようやく奪還できた。だが章一郎の後任の弟、達郎が病気で辞任、豊田家出身でない奥田碩が社長となり、〈世界のTOYOTA〉に押し上げた。このままでは長男の章男に社長を継がせることができない。(〈1章 トヨタ〉)

 他に東芝、フジサンケイグループなど10の企業の権力抗争の内幕を描く。(さくら舎 1500円+税)


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