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「健康長寿のための医学」井村裕夫著

 天井知らずの介護費や医療費を削減するためには、「健康寿命」をどこまで延ばせるかがカギとなってくる。本書は、加齢とともに起こる多くの病気に、どのように対策を立てるかを解説したメディカルテキスト。

 人体に共生する微生物=マイクロビオームは、出産時に母親から、また別の経路で家族からも移行し、生後3年ほどでその種類が定まり、終生続く。糖尿病や認知症などを例に、このマイクロビオームと病気の関係、遺伝と病気の関係など、最新の知見を紹介。潜在的な病的症状は実は胎生期から、そして少年・青年期を通して徐々に進行する。ゆえに人生全体を通じて健康について考える「ライフコース・アプローチ」の必要性を説く。(岩波書店 760円+税)


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