「北極大異変」エドワード・シュトルジック著、園部哲訳

公開日: 更新日:

 数十年前まで、北極地域に領土を有するカナダ・米国・ロシア・ノルウェー・デンマークの北極海沿岸5カ国は、北極圏の領有権が不明な地域には関心を示さなかった。

 しかし、温暖化による解氷で船の航行が可能になり、石油やガス、鉱物など眠っていた大量の資源の掘削が可能になり状況が一変。中国や石油メジャー、日本も加わり、資源開発が急速に進み、利害が生じたため、北極を守る条約の制定や事故対策が後回しになってしまった。

 加えて異常気象による災害や生態系の変化、その結果、文化を守れなくなった先住民たちのことなど、北極圏で今、進行している危機を警告するリポート。(集英社インターナショナル 1500円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”