「伝わる文章」坂本俊夫著
文章の基本機能である「伝わる」文章の書き方を指南するテキスト。
文章を書くうえで欠かせないのは「何のため(目的)」に「何(内容)」を「どのように書くのか(主張や感想)」である。
書く内容が人に読んでもらえるものかを吟味したうえで、書き出しには珍しい話、興味深い事実などが効果的だという。そして内容には、あれもこれもと素材を盛り込み過ぎないこと。読み手が関心を示す「おもしろい」か「役に立つか」「共感を覚えるか」「感動できるか」に応えるよう、具体的に書くことがポイントだ。
その他、難しい言葉や表現を使わない、前置きはすっきりまとめる、カタカナ語を乱用しないなど、豊富な文例とともに“伝わる上手な文章”のコツを伝授する。(まむかいブックスギャラリー 1600円+税)