「『病は気から』を科学する」ジョー・マーチャント著、服部由美訳
「西洋医学は絶対で『心』に働きかけることで病を治そうとする自然療法はインチキ」――。多くの人はそう思い込んでいるが、本当にそうなのか? 「心の力」を取り入れた治療は根拠がないのだろうか? こうした疑問を英国の科学ジャーナリストが最先端科学の研究者や患者らを相手に綿密な取材を行い、解き明かす。
驚かされるのは欧米では「心の力」が病に影響することが科学的に実証され、仮想現実が医学とコラボする試みが始まっていること。高解像度3D画像を投影する仮想現実を楽しむことで痛みを緩和することがわかっており、将来、ゲームが鎮痛剤代わりに使われる可能性があるという。日本の医学はその点、遅れているのではないか。(講談社 3000円+税)


















