「でれすけ」簑輪諒著

公開日:  更新日:

 河内源氏、源義光の子孫である佐竹義重は、嫡男の義宣に家督を譲り、隠居として悠々と暮らしていた。東国に進出をもくろみ、佐竹を脅かしていた北条が豊臣に降伏して、平穏な日々が訪れたと思った頃、秀吉に呼ばれ、常陸の国を平定せよと命じられた。切り従えた領地は佐竹のものとしてよいと言質をとって帰国したが、独立心の強い領主たちは佐竹に従おうとしない。やむなく水戸城、府中城を攻め落とした後、京にいた義宣から届いた書状に、義重は目を疑った「常陸の件、切り取り次第にあらず」。

 坂東武者の誇りを胸に、秀吉、家康らと堂々と渡り合った、佐竹義重、義宣父子の意地を描く時代小説。

(徳間書店 1700円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  2. 2

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  3. 3

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    プーチンに後から反論…安倍首相“フェイク発言”の苦し紛れ

  8. 8

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  9. 9

    「国民だましたらあかん」籠池夫妻が安倍首相の演説に本音

  10. 10

    ネットで知り合った男女の飼い猫が“ウリ二つ”だったワケ

もっと見る