• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「うまい日本酒をつくる人たち」増田晶文著

 来年、廃線が決まった、広島と島根を結ぶJR三江線の口羽駅から6キロ離れた所にあるのが池月酒造だ。

 かつては、純米酒1に対して醸造用アルコールなどを入れて3倍にする「三増酒」が経営を支えていた。

 次の蔵元である末田誠一が純米酒や大吟醸へのシフトを決心した時、杜氏たちは認めなかった。彼らが引退した後、末田は未経験者の社員と大学で醸造を学んだ「醸造インターン生」の3人で「誉池月」を造り上げた。急峻な山地が生んだ硬度0・3という超軟水で造られた酒で、地元で愛されている。

 全国の蔵がそれぞれの思いで個性的な酒を生みだす「酒屋万流」を訪ね、著者が出会った銘酒造りの11人。

(草思社 1800円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事