「東京23話」山内マリコ著

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 東京のそれぞれの区が主人公になって、自らの街の歴史やドラマを語る連作小説集。

 官公庁が集まった霞が関や、政治の中枢・永田町を擁した「千代田区」は「こういうこと言うと傲慢だって思われるかもしれないですけど、“東京”って、つまりわたしのことなんですよね」と自負。一方で、1966年のビートルズ来日時の騒ぎを思い出す。彼らが滞在したのも千代田区にあるホテルだった。当時、武道館のコンサート使用に反対の声があったが、実は千代田区もビートルズの武道館使用に反対だったと当時を振り返る。ホテルを抜け出し皇居前広場を散歩していたポールが警官に連れ戻されたときの心境など問わず語りで振り返る。(「ビートルズのいた街 千代田区」)

(ポプラ社 640円+税)

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