「人口減少社会の未来学」内田樹編

公開日:  更新日:

 日本はこれから80年間でおよそ7000万人近く減る一方で、東京一極集中が加速し、ますます地方の人口減少は深刻化するとされている。

 だが、地域エコノミストの藻谷浩介氏は異論を唱える。その地域の親世代の数と乳幼児の数を比較し、次世代がきちんと再生されているかどうかを数値化した「次世代再生力」で見ると、後期高齢者の絶対数が増え続ける東京などの都会より、高齢者の数が増えなくなり、少子化の傾向が止まった地方にこそ生き残りの可能性があるのだ。

 ほかに、イギリス在住22年の経験から「縮小社会は楽しくない」と断言するブレイディみかこ氏、「若い女性に好まれない自治体は滅びる」と言う劇作家の平田オリザ氏や、小田嶋隆氏、姜尚中氏ら11人がさまざまな視点から、人口減少社会の未来についてムードに流されない、刺激的な論考を寄稿。

(文藝春秋 1600円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  8. 8

    メジャーGMも視察 加熱する菊池雄星争奪戦“禁じ手”の恐れ

  9. 9

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  10. 10

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

もっと見る