「いま生きる階級論」佐藤優著

公開日: 更新日:

 マルクスの「資本論」を読み解く講座の書籍化。1867年刊行のこの大昔の本を、あえて今、取り上げるのはなぜか。著者は、マルクスの資本主義に対する見立ては、いまだに有効であり、「資本論」の論理を身につけることで、そのただ中に生きていながら、資本主義の正体について実はあまり分かっていない私たちは、人生を楽にすることができるからだという。

 現在の日本の喫緊の課題は「階級論」であるが、資本論では労働者・資本家・地主の3つの階級で資本主義社会は完結していると想定する。しかし、著者は実は税を徴収する国家を担う官僚もその階級に加えるべきだと説く。国際情勢やドラマまで硬軟の話題を盛り込みながら展開される「白熱」の講義。

(新潮社 670円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外