「掃除屋(クリーナー)プロレス始末伝」黒木あるじ著

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 連敗記録を更新中の初老プロレスラー・ピューマ藤戸は、無法者のレスラーにリング上で制裁を与え、再起不能にする「掃除屋」でもある。

 ある夜、いつものように観客に分からぬよう負けを装い外国人レスラーを「壊した」藤戸は、帰り道に若い女に声をかけられる。アキナと名乗る女は、藤戸に造花の花束を差し出す。造花は掃除の依頼を意味する。藤戸は掃除屋であることを認めないが、その後もしつこく付きまとわれ、仕方なく事情を聴くと、アキナは自分をレイプしたレスラーに制裁を与えて欲しいという。数日後、アキナが名指ししたレスラーと対戦した藤戸は、タッグ中にある違和感を抱く。

 男の美学を貫くレスラーを主人公にした迫真のプロレス小説。

(集英社 660円+税)

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