「レームダックの村」神林長平著

公開日: 更新日:

 世界中の電子データが蒸発し、「マネー」が一夜にして消えた。世界の金融システムは崩壊し、各地で騒乱が多発する非常事態宣言による報道管制が敷かれたが、政府官邸と直接つながる進化情報戦略研から依頼されて、新聞記者の真嶋兼利は地方都市の現状視察に。

 ところが、高速道のサービスエリアでカイタとヒミコに襲われ、山間の村に連れて行かれる。2人は大金を盗んで追われているようだった。カイタの「叔父貴」は公安のスパイを始末したことから、このムラに身を隠すことになったという。このムラは内閣情報調査室の部門から殺しを請け負う機関だったが、〈地球の意思〉という組織に攻撃されていた。

 終末的な世界を描くSF長編小説。

 (朝日新聞出版 1800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?