「地検のS Sが泣いた日」伊兼源太郎著

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 政令指定都市、湊川市の地検の総務課長伊勢雅行は、検事や弁護士にもなれると評価される実力者だ。

 検事の八潮は、ある日、伊勢が屋上で四つん這いになって嗚咽(おえつ)しているのを見た。4人のベトナム人に襲われて意識不明だった立会事務官が死んだのだ。そのベトナム人たちの身内が働いている日系企業関連のスーパーは、湊川選出の国会議員、吉村泰二を通じて秋元法律事務所とつながっている。湊川地検はその贈収賄事件を捜査中だった。秋元法律事務所の職員、菊池から地検にドイツ語のデータが送られてきたが、その菊池と連絡が取れない。(表題作)

「地検のS」と呼ばれる職員が活躍する検察ミステリー5編。

(講談社 1600円+税)

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