「笑う死体」ジョセフ・ノックス著 池田真紀子訳

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 汚職警官の汚名を着せられたエイダンは、同僚らの冷たい視線に耐えながら、半年間休みなしで夜勤を続行中。ある夜、連続放火事件を捜査中のエイダンは通報を受けて、女子大生のソフィに会いに行く。ソフィはクラブで知り合った男からセックス動画をネタに脅迫されているという。突き止めた男の正体はテレビのコメンテーターのカートライトだった。

 そんな中、休業中のホテルから不法侵入の通報が入る。駆け付けるとホテルの売却交渉を担当する弁護士のアニーサが待っていた。彼女の話では、警報システムが作動したが警備員のアリがいないという。館内で負傷したアリを見つけたエイダンは、客室で遺体を見つける。遺体の顔は不自然に笑っていた。

 人気ミステリーシリーズ待望の第2弾。

(新潮社 1050円+税)

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