「死まで139歩」ポール・アルテ著 平岡敦訳

公開日: 更新日:

 ネヴィルは、パブを出ていった妙齢の女性を尾行する男に気づく。女が心配で2人のあとを追いかけると、公園で言い争う声が聞こえる。

 ベンチに残された女の隣に座ると、ネヴィルを別人と勘違いした女の話から1週間後の午後9時、《鳥》というところで何か不吉なことが起きることを知る。

 同じ頃、ロンドン警視庁のハースト警部は、ジョンという男から相談を受ける。

 ジョンが求人広告で見つけた仕事は、指定のルートであるビルの郵便受けに手紙を届け、中にある別の手紙を事務所に持ち帰るというものだったが、ある日、疑問を抱き封書を開けてみると、中に入っていたのは白紙だったというのだ。

 ハースト警部の話し相手で犯罪学者のツイスト博士の推理が難事件を解決する長編ミステリー。

(早川書房 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも