「友を待つ」本城雅人著

公開日: 更新日:

 週刊誌の記者・新見は、先輩の元記者・瓦間が、若い女性の部屋に侵入して下着を盗んだ容疑で逮捕されたと聞き、耳を疑う。取り調べに瓦間は、「友を待つ」と言って説明を拒んでいるという。 瓦間の友といえば、10年前まで相棒を組み、2人でスクープを連発していた石橋しか思い当たらない。2人は10年前、取材相手からの利益供与を受けていたことが他誌に報道され、職場を追われていた。新見は、今は家具工房で働く石橋を訪ねる。

 同じころ、瓦間の取り調べを担当する目黒署の涼子は、瓦間が本庁の警備局の捜査対象だと知る。新見の来訪のあと仕事を休み、現場近くで住人たちから話を聞いた石橋は、瓦間が5年前に現場のアパートで妻子と暮らしていたと聞き、信じられない。

 元スポーツ紙記者によるリアルなミステリー。

(祥伝社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る