「20ヵ国語ペラペラ」種田輝豊著

公開日: 更新日:

 独学で30歳までに20カ国語をマスターした著者が、人生を振り返りながら語学の魅力と習得法を説いた半生記。

 戦争末期の1945年春、6歳だった氏は広島から北海道の網走に強制疎開。小学4年で習ったローマ字で家にあったドイツ語の年鑑が読めないことに疑問を抱き、世界には日本語以外の言葉があることにショックを覚える。中学入学前には英語の学習をはじめ、英語とドイツ語には似通った単語があるのに、日本語だけはなぜこうも違うのか不思議に感じる。

 やがて、自作ラジオで英語放送を聴いて、発音を磨き、高校時代には通学電車で出会った米兵に話しかけて自らの実力を試す……。

 英語をはじめ、フランス語、フィンランド語などほかの言語をそれぞれどのように身につけたのか、そのノウハウも公開した語学の名著。

(筑摩書房 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横綱豊昇龍の休場より気がかりな“心の不調”…不眠と食欲減退で体重約10キロ減の不安

  2. 2

    消費税減税打ち切り時の現金支給案に経済界が不満「結局は時間とコストのムダ」

  3. 3

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  4. 4

    庶民は景気悪化に身構えている お気楽なものだ「官邸おこもり」首相動静

  5. 5

    女優・朝岡実嶺さん15年ぶりに舞台出演「亡き夫はどこかで見守っていると思います」

  1. 6

    井伊直政(4)超ブラックな家風 昔から家臣が少ない

  2. 7

    橋本愛の「れなちゃん」呼びが反響…のん“テレビから干された”10年で「あまちゃん女優」脱し独自ブランド確立

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  5. 10

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由