「50歳からは、好きに生きられる」枡野俊明著

公開日: 更新日:

 40代までは仕事や家庭が忙しいが、50代になれば、少し余裕が持てる。だからこそ人生という道にあるいくつかの門に寄り道しようと著者はいう。

 そのひとつは趣味の門。興味があったのにやらずに終わるのはもったいない。初めから諦めるのではなく、まずは門の扉を開けること。入ってみてつまらなければ引き返せばいい。

 寄り道を楽しむコツは物事を善悪やプラス・マイナスに分けて考えないこと。損得ばかりにとらわれると人生の道幅が狭くなってしまうからだ。

 50代は仕事においてマイナスの転機が訪れることも多いが、それも受け止める心次第。柔軟な頭と、積み重ねた経験という2つの武器があるのだから、どこでも楽しめると信じることである。

 ほかにも不安との付き合い方、身軽な人生のつくり方など、禅僧が、「黄金の10年間である50代」を上手に生きるコツを伝授する。

(PHP研究所 836円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  5. 5

    加賀まりこ「鈴さん」人気沸騰中!小泉今日子と《そっくり》の母親役でフジ月9“夢の共演”を待望する声

  1. 6

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 7

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  3. 8

    永野芽郁「文春砲第2弾」で窮地…生き残る道は“悪女への路線変更”か?

  4. 9

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  5. 10

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった