「ごみ収集の知られざる世界」藤井誠一郎著

公開日: 更新日:

「ごみ収集の知られざる世界」藤井誠一郎著

 あるのが当たり前で、なかったら困るもの。その最たるもののひとつがごみ収集だ。決められた日時に出しておけば、いつのまにか視界から消えているため、排出したごみがその後どうなるのか、意識されることは少ない。ごみの処理や処分に関わる多くの人の存在や、その仕事について、ほとんど理解されていない。人々にとってごみは、不要なものなので関心が及ばず、それどころか清掃事業を見下してきた節もある。地方自治体においても同様に、ごみ収集を誰にでもできる仕事と位置づけ、改革の名の下で民間委託が進み、技能労務職員の削減が進んでいる。

 本書は、研究のため自ら清掃車に乗り込み業務を体験し続けてきた地方行政の専門家が、多岐にわたる清掃事業の実際を解説したテキスト。

(筑摩書房 968円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大苦戦「うたコン」がテレ東音楽祭と昭和歌謡に寄せて復活のノロシ! 矢沢永吉、井上陽水の名曲も次々と…

  2. 2

    『スマスロ ミリオンゴッド』導入から4カ月、目立つ空き台の裏でファンが期待するホールの対応

  3. 3

    巨人ベテラン坂本勇人の評価が爆上がり! 改めてクローズアップされそうな「打撃・守備以外の魅力」

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    阪神・藤川監督「森下&佐藤輝依存」の無策露呈…極端な“外弁慶”で甲子園残り11試合が最大の鬼門に

  1. 6

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  2. 7

    小池都知事肝いり「築地再開発」頓挫の予兆…松平定信の歴史的遺構と建築費高騰のWパンチ

  3. 8

    岸田元首相も“激怒”! 高市首相の内閣改造めぐる“パワハラ”アンケートに自民党内から非難轟々

  4. 9

    高市首相の内閣改造めぐる迷走と誤算…維新の「本命」外し“スネ傷”中司幹事長起用のウラ事情

  5. 10

    林芳正総務相は結局、留任か…高市首相が画策「内閣改造で総裁選ライバル潰し」に“白旗”