「みんなの校正教室」大西寿男著

公開日: 更新日:

「みんなの校正教室」大西寿男著

 次のうち、どれが怪しそうでしょう? ①逮捕されたのは芦屋市の自営業大西寿男さん、②逮捕されたのは芦屋市の自営業大西寿男、③逮捕されたのは芦屋市の自営業大西寿男容疑者、④逮捕されたのは芦屋市の自称自営業大西寿男容疑者。

 1980年代までは新聞・ラジオ・テレビでは「容疑者」はつけず、呼び捨てで報道された。だが、呼び捨てにされることで犯人であるとの心証を与える、裁判で有罪になるまでは「推定無罪」であることから、人権侵害を避けるために「容疑者」をつけるようになったのだ。

 ほかに、「分かる」「判る」「解る」の使い分け方など、新聞・雑誌などの校正の特徴とコツを例文で解説。

(創元社 2420円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」