「植物はなぜ毒があるのか」田中修、丹治邦和著

公開日: 更新日:

 植物は動物に食べられる運命にある。ゆえに植物は食べ尽くされないように有毒な物質を作り自衛する。つまり、この世に生き残っている多くの植物は有毒な物質を持っていると考えた方がいいと著者は言う。一方で人間は、その毒を病気を治す薬などに役立ててもきた。本書は、植物が持つ毒と、植物と人間の共存・共生の関係を解説したサイエンスエッセー。

 意外にも植物の毒による食中毒事故の患者数が一番多いのはジャガイモだという。他にもビワの種など有毒物質を持つ身近な植物の数々を紹介。さらに人間以外の生き物にとって毒となる植物や、漢方に使われるトリカブトやマラリアの治療薬の原料となる「クソニンジン」など植物から生まれた薬まで。植物が持つ無限のパワーの一端を紹介。

(幻冬舎 800円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網