深夜に生放送 NHK「Eテレ・ジャッジ」“5分ドラマ”の異色度
また、松平健の「お奉行さまッ!」は会社でOLに合コンのレクチャーをして「お奉行さま!」と尊敬されるが、実は会社清掃員(?)というオチ(HPで全作品の動画が見られる)。
勝ち上がると続編が作れるから、NHKはゆくゆくは優勝企画から新番組を作るのだろう。とにかくキャストは豪華だ。
進行役はモデルの秋元梢(あの千代の富士の娘=写真)。オカッパの黒髪と切れ長の目は、世界的モデルだった山口小夜子を彷彿とさせるルックスで、落ち着いた進行がEテレに合っていて深夜に聴きやすい。リラックスして見られる。
同番組の前には壇蜜がレギュラーの「テレビで中国語」(23時)があり、これも面白いから火曜23時台は充実している。
ちなみに、他にも月曜に又吉直樹の「オイコノミア」があったりして、プライム~深夜帯は今や総合や民放に負けず人気タレントを起用している。しかも、少人数キャストで落ち着いてみられる作りだから、芸人が大人数でバカ騒ぎする民放バラエティーより実に見やすい。
「ジャッジ」の企画ドラマから新番組が生まれれば、Eテレはさらに話題のチャンネルになる。子供や主婦だけでなく、中高年も若者も“Eテレを見よう”とジャッジする時代になるかも?
(作家・松野大介)