著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

高橋一生の大ブレークで「塩顔男子」ブーム到来の予感

公開日: 更新日:

 ジャニーズファンはまだ先輩のバックで踊っている“Jr”時代から「この子いい」と目を付け、メジャーデビュー後に注目を浴びると喜びも増すという。役者の世界も似ている。俳優・高橋一生(36)がドラマファンの間で「いいね」と密かに注目していたのは3年ほど前のことという。高橋もファンの見立て通り、今や人気沸騰。すでに「今年の顔」と言われているほどになった。

 旬な役者に敏感なのが女性誌。3月1日に発売された「an・an」(マガジンハウス)では、細マッチョな肉体を出して、モデルの女性と大胆に絡むグラビアで登場した。この特集はジャニーズタレントを主に「人気のバロメーター」と言われる。高橋の号もたちまち完売した。今週も女性誌が特集を組み、高橋ブームを後押ししている。

 高橋は典型的なイケメンではない。俗に「塩顔男子」と呼ばれる。昨年、大ブームを巻き起こした星野源や、女優からの指名率ナンバーワンと言われる池松壮亮と同じタイプの役者。3人の出現は、イケメンが飽和状態になり塩顔男子ブーム到来を予感させるものでもある。


 イケメンはコンテストなどで選ばれ、その後、役者としてデビューするが、高橋は子役時代から芸を磨いてきた苦労人。パッと出のイケメンとは違う。根底には役者としての技量がある。視聴者の中には「役に合わせているのかもしれないが、話し方が口にこもり、セリフが聞き取りにくい」という意見もあるが、演劇関係者の評価は高い。

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