フジは稲垣をドラマ起用 立ち位置に違いが出始めた元SMAP

公開日: 更新日:

 もっとも、ジャニーズを独立した稲垣にドラマの仕事が舞い込んだのは自然な流れという見方もある。

■色がついていない

「SMAPは、アイドルとして全ジャンルの仕事をこなす必要があり、そのくくりでいうと、稲垣は他の4人の陰に埋没してしまった。しかし、ジャニーズを離れ、40代のオジサンになった彼らに求められるのは実力です。その中で、稲垣は俳優としての才能があった。しかも、今まで控えめなキャラだったので、他のメンバーほど色がついていない。制作側としても使いたい役者なのです」(弘世一紀氏)

 ただ、フジテレビが稲垣のドラマ起用を決めたことに芸能界に衝撃が走っている。テレビ局はジャニーズ事務所に対する“忖度”で「新地図」と距離を置き続けるとみられていたからだ。

「テレビ局はスポンサーの意向には逆らえないということでしょう。『新地図』は2018年上半期にグループとして3本のCMに出演。しかも、稲垣は3人の中で唯一、地上波のレギュラー番組も持っている。この1年余り、スポンサーは彼らを地上波に出さない“業界の論理”に疑問を呈してきたそうです」(広告代理店関係者)

「新地図」は今年大みそかのNHK紅白歌合戦に出場する可能性も取り沙汰されている。稲垣が一歩抜け出たことで、新たな展開が始まりそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった