心に刺さる…「決算!忠臣蔵」堤真一の“管理職”赤穂浪士
11月22日公開の映画「決算!忠臣蔵」は、お金の面から見た、いわば“マネー忠臣蔵”だ。300年前のご先祖さまたちから届く、お金をめぐる笑いと涙のメッセージ……これが結構、刺さるのだ。
時は元禄十四年、赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、吉良上野介に江戸城松の廊下で斬りかかり、即日切腹、藩はお取り潰しに。筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は、藩の会計係である勘定方(岡村隆史)と共に、お家再興に望みをかけつつ、残務整理に励む日々だったが、再興も夢と消え、いよいよ吉良への仇討ち……。
ご存じ、忠臣蔵だが、討ち入りにもお金が必要だ。その最低限の予算は今のお金に換算して9500万円ナリ!
赤穂浪士たちの生活費、食費、旅費、武器の調達費……節約する人もいれば、とんでもない無駄遣いの輩もいて、お金は出ていくばかり。“討ち入りプロジェクト”は超難航。果たして内蔵助はお金を確保し、予算内で討ち入りを果たすことができるのか?
内蔵助が残したとされる「仇討ちを含めた藩解体の決算書」をベースにした山本博文著「忠臣蔵の決算書」が、この映画の原作。