アンタはエライ!! 小松のオヤブンは本当によく頑張った

公開日: 更新日:

 植木等師の弟子、小松のオヤブンこと小松政夫サン、去年十二月七日全く突然に、あの世とやらへ旅立ってしまった。コマッツァン余りに唐突すぎるよ。その一週間位前迄、呑む話してたじゃない! 二人でやりたいコントも山程あるし、小松一座を旗揚げしよう! もうやりたい事はやろう! って云ってたばかりなのに、全く癌って奴はハラが立つ! 二年程上手く癌との折合いをつけてたのに、それも良くなってきたって云ってたばかりで、本当に狐に摘ままれるってのはこの事だよ。

 日本喜劇人協会、第十代会長。淋しくなる一方の協会を、引き受けたからにはと、ホントに必死の面持ちで頑張って、しかしむくわれなかったネー。何度も、もう止しなさいよと云ったけど、片意地な人だからなあ貴男は。とにかく素の貴男は真面目で硬くて、九州男子たるを誇りとし二枚目だった。本名・松崎雅臣。よくアタシが「家を出たら小松政夫を通しなさいヨ」「何で?」「本名の松崎だと、硬くてダメ! 本番になると見事な小松っツァンだけど、それを時々勘違いして、小松の処を松崎が出てくる、それダメだよ」「ナルホドそうかア、そうかナルホド」なんて良く話しましたな。全く残念でしょうがない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学