著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

ぶっちゃあさんは豚足と間違えて自分の手をかじった

公開日: 更新日:

 あ、一応その前に予備知識として、ぶっちゃあさんの芸名の由来はみなさんの想像通り、あのツルツル頭でポッチャリ体形の流血レスラー、ブッチャーさんからなので、全体的にあんな感じのズングリムックリで手のひらなんかも生まれたての赤ちゃんを思い浮かべていただけたらと思います。

 そのぶっちゃあさん、その夜も熱く「一人しゃべり話し語り」(それが始まると長年の付き合いの者には自然にぶっちゃあ氏の声を遮断する能力が備わるのです)がいつものように始まったと思ったら、突然「ギャー」と店内に響き渡るぶっちゃあ氏の悲鳴……。何? と一同が視線を向けるとそこにはあまりにも自分の弁に熱くなり過ぎたため、大好物の豚足を食べようとして間違えて自分の手に噛みついてしまい、その痛みにもだえるぶっちゃあさんの姿が……。

 また、ある時は後輩芸人に「ウンコマン」というのがいて、そのライブの後の打ち上げでアドバイスはありがたいのだが、他のお客さんもいる飲み屋で「ウンコ、今日は硬かったなア!!」「ウンコ、ちょっとクサかったなあ~!!」「ここだと思ったらウンコ出しきんないとさー!!」「ウンコが出ただけでホッとされるようになれよーウンコ!!」とウンコを大声で連発するもんだから、他のお客さんのつまみを口に運ぶ箸がピタリと止まってしまったのだった……。

 というわけで、この愛してやまないぶっちゃあさんとその相方で大出世してサンミュージックの副社長になったリッキーと40年以上の付き合いをしてきて、たまに連絡するとどちらともなく「近いうちに飲もうかー!!」という関係は俺の人生の数少ない宝物だと思う今日この頃です。 (つづく)

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