著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

「キックの鬼」こと沢村忠の原点は中国武術と芸能への憧れ

公開日: 更新日:

「小学生のときは白羽君(沢村忠)と同じクラスになったことはなかったけど、中学生のときはクラスも同じでした。私の実家は空手の道場をやっておりまして、彼のおじいさんも武道家だということは聞いていました。でも、この頃は一緒に稽古をしたことはありません。彼は子供の頃はボクシングを習いに行っていたと記憶しています」

 白羽少年が最も夢中になったのは、武道でもなければ、ボクシングでもなかった。彼は子供の頃から「劇団そらまめ」という児童劇団に入り、子役として舞台に立っていたのである。キックボクサーとして有名になってから映画誌「スクリーン」(近代映画社/1969年10月号)の取材を受け、少年時代に芽生えた作品への嗜好性を振り返っている。それによると、ジョエル・マクリー主演の西部劇映画「死の谷」に大いに魅せられ、グレゴリー・ペック主演「大いなる西部」では色彩と画面、カメラワークに感動し、タイロン・パワー主演「愛情物語」には強い影響を与えられ、海が割れるシーンが印象的なチャールトン・ヘストン主演「十戒」は3度も見に行ったと回想する。完全にマニアの領域である。前出の同級生にそのことを聞いた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず