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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

芸能人は声が命! 話題のイケメンボイスの魅力を一挙紹介

公開日: 更新日:

「最愛」の津田健次郎

 イケてるボイス、イケメンボイスを称して「イケボ」というそうだ。

 最近、話題のイケボといえば津田健次郎。現在、吉高由里子主演「最愛」に警視庁捜査1課係長・山尾敦役で出演中。朝ドラ「エール」のナレーションも務めた。

 昭和世代のイケボといえば「ジェットストリーム」の城達也。いまでも「ミスター・ロンリー」を耳にすると「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時……」という甘く優しく渋い声が瞬時に蘇る。城亡き後も番組は続き、4代目伊武雅刀、5代目大沢たかお、そして現在の6代目福山雅治と続く。

 もう一人、細川俊之。中村晃子とのデュエット曲「あまい囁き」で中村晃子の隣であまく囁き続けた。エレガントでダンディー。子供心にもいい声~と思ったものだ。

国宝級の玉木宏にゾワリ

 一方、令和のイケボ俳優。まずは玉木宏。低音で甘い独特な声にゾワリとする。だれもが認める国宝級イケボだ。

 さらに、先日、50歳を迎えたのを機に、所属事務所からの独立を発表した竹野内豊も低音で渋くて落ち着いたいい声が印象的。滑舌があまりよろしくないので聴きとろうとしているうちにその魅力にハマった。

 芸は身を助けたのは今や映画ドラマに引っ張りだこの遠藤憲一。仕事がなかった時代、持ち前の声を生かし、映画の予告編のナレーションで食いつないだとか。「マトリックス」「呪怨」等々。

美声が武器の山崎育三郎

 ミュージカル俳優の山崎育三郎も、美声を武器にテレビ界を席巻している。朝ドラ「エール」では「栄冠は君に輝く」や「イヨマンテの夜」で知られる歌手・伊藤久男をモデルにした佐藤久志を演じて注目された。そして現在、大河ドラマ「青天を衝け」では伊藤博文役に抜擢。俳優としても重用されている。

 ミュージカルといえば城田優も忘れてはいけない。現在、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のナレーションを務めているが、英語を織り交ぜたナレーションは力強く、試練続きのヒロインを包む、温かみのあるいい声だ。

 NHKつながりでもう一人、「うたコン」のMC谷原章介も優しく甘い声で耳に心地良い。9月に終了したが「パネルクイズ アタック25」や、「めざまし8」のMCなど司会の仕事が多いのも納得だ。

「ラヴィット!」のMCをはじめ今年、一気に出演番組が増えた麒麟川島明もイケボをネタにしていたことも。

 最後に毎朝、「THE TIME,」のナレーションをイケボだなあと思って、誰かと思っていたら落合福嗣! あの落合博満の息子が、こんなイケボになって……と母・信子さんの気持ちになり代わってうれしくなった。イケボバンザイ!

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