皇族の「公と私」の境界はどこ? 眞子さんの結婚、悠仁さまの筑付高校進学は混同なのか

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「公」は「おおやけ」とも読むように、もとは「大(オホ)+家(ヤケ)」で大王家、つまり天皇家のことを指す言葉だった。この「ヤケ」に「御(ミ)」がついて「ミヤケ」(宮家)になったといわれる。天皇は常に国民のために祈るという意味で、「公」は共同体全体を指すようになった。これに対して「私」は、自分のため、あるいは私欲のためで、「公」に対立する言葉だ。天皇は存在そのものが公的だが、皇族は「私」と「公」の中間に位置する存在なのだろうか。「『私』を優先して結婚するなんて許せない」というのは、「公」である眞子さんが、私欲で小室さんと結婚するのは許せないということになる。

■「公」の宮廷費で払うか「私」の内廷費で払うか

 話はそれるが、皇室の「公」と「私」は皇室会計にもあって、皇室予算には「宮廷費」「内廷費」「皇族費」があり、「宮廷費」は天皇家の「公」の費用、つまりオフィシャルマネーである。これに対して「内廷費」は私的費用(プライベートマネー)だ。

 もっとも私的費用といっても、天皇がそのお金を財布に入れて買い物をするわけではなく、宮内庁の職員が予算を組んで購入するのだが、それを「公」の宮廷費で払うか、「私」の内廷費で払うかでよくもめるのだという。例えば、主計課で内廷費の予算を作成するために使うパソコンを購入するとき、長官や主計課長などが集まった内廷会計審議会でさんざん議論したうえで、やっと内廷費で購入したという。物品の購入ひとつとっても「公」か「私」かで迷うほど難しいと言われる。

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