「日本統一」が満を持してこの春地上波に 不良性感度が高いドラマは日テレのお家芸

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 春ドラマも相変わらず刑事や弁護士、医師だらけの中、唯一異彩を放っているのが、「日本統一 関東編」(日本テレビ系)だ。Huluなど配信コンテンツとしてシリーズ累計60作を超えるヒットドラマが満を持してこの春地上波に登場した。

 横浜の不良少年だった氷室蓮司(本宮泰風)と田村悠人(山口祥行)が日本極道界の頂点を目指すサクセスストーリーでいわゆる任侠モノ。2013年8月にスタート。第1作の出演者をみると本宮泰風、山口祥行の他、千葉真一梅宮辰夫、誠直也、白竜、小沢仁志、哀川翔とそうそうたる顔ぶれ。任侠もののオールキャストといっていい豪華さである。

「東映ヤクザ映画やVシネ極道シリーズなど義理人情に厚い物語はいつの時代も一定の人気があります。『日本統一』はそのDNAをしっかり受け継ぎ、現代風に適度にスタイリッシュで、コメディー要素もある作風が魅力です。誰よりも任侠っぽい寺島進が警察側の人間だったり、しかも、その警察署が『七曲署』ならぬ『八曲署』だったりと笑いどころもあり、さらりと見られるのもポイントです。一度見たらハマる人が続出して女性の隠れファンも多いといわれています」(テレビウオッチャー)

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