米アカデミー賞大本命 映画『オッペンハイマー』は「日本人こそ必見」の理由

公開日: 更新日:

 クリストファー・ノーラン監督(「ダンケルク」2017年)はCGを極力使わず、アナログ的な撮影で大スペクタクルを撮影することで知られる。ところが本作は原爆投下後の広島・長崎の惨状はおろか、真珠湾攻撃や東京大空襲、ナチスのユダヤ人迫害に至るまで、戦争映画ならあるべき悲劇的なシーンをあえて見せ場として描いていない。

「あらゆる国の被害感情を刺激しなかったことで、“戦争を早く終わらせた”という米国の原爆政策の欺瞞性だけが浮き彫りになっています。こうしたテーマの映画が米国で大ヒットしたのは驚くべきことですが、現実にロシアが同じ理由でウクライナに核使用をチラつかせたことで、米国人の多くもようやく目が覚めたのかもしれません。本作がオスカーを取ったら、ある意味、歴史的な転換点になるのでは」(前田氏)

 日本人こそ必見といわれる本作。紆余曲折あったものの、作品賞の受賞となれば、最高のタイミングでの日本公開となる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網