黒沢年雄《その気になれば…月に50万位は簡単だ》に批判続出も…闇バイトも浮上する劣悪タレント労働事情
また芸能界での仕事も、超ハードワークが当たり前のような時代を生き抜いてきたことも大きいのではないかという。
「売れっ子になれば分刻みでスケジュールが組まれ、休暇ナシで睡眠時間は移動時間にという世界でしたからね。マネジャーや運営スタッフも月に500時間以上働いたという証言も少なくない。激務が日常化していた時代でした」(同)
そうした労働環境の劣悪さは昨今、ようやく改善されつつあるというが、一方では副業やアルバイトで食いつないでいこうとしても、ままならなくなっている。
「労働基準法において、労働時間は1日8時間、週に40時間と定められています。副業かアルバイトとの掛け持ちでも、雇用する会社などが労働時間の上限を通算して管理しなければなりません。フリーランスであれば労基法は適応外ですが、長時間労働で心身共に疲弊し鬱になったり、過労が原因で自殺に追い込まれるケースも問題になっています。そのため労災保険の適用が難しい個人事業主扱いの芸能人であれ、法的に労働者として労基法の保護を受けられるようになってきています」(大手芸能プロマネジャー)