「プロジェクトX」司会の元NHKアナ国井雅比古さんが明かす「スタジオから緊急入院したことも」

公開日: 更新日:

国井雅比古さん(元NHKアナウンサー/76歳)

 先週に引き続き、NHKの看板番組「プロジェクトX」の司会者だった国井雅比古さんに思い出と近況を聞いた。(前後編2回の後編)

  ◇  ◇  ◇

「プロジェクトX」の放映開始は2000年3月28日。一緒に司会を担当したのは初代が久保純子アナだったが、翌01年から産休に入り、代わって10月からは膳場貴子アナが国井さんの横に座った。

「久保さんは入局当初、僕が研修で指導した教え子で、年齢も離れていたので、まさか一緒に番組をやる日がくるとは思っていませんでした。重いテーマの番組なのに、彼女は素直な反応でサラッと受け流すのが上手でした。一方、膳場さんは線が細く、収録後にみんなで打ち上げにいったときに、感情が高ぶっているのか泣くんです。『プロジェクトX』のような重い番組は難しいのかなと心配していました。でも、NHKを離れた後も活躍を続け、今はTBSの『サンデーモーニング』で個性のある人たちの中心になって番組を作っている。たくましくなったんだなあと思いながら見ています」

■「中島みゆきさんは天才ですね」

「プロジェクトX」といえば、主題歌「地上の星」とエンディング曲「ヘッドライト・テールライト」も欠かせない。18年ぶりに復活した「新プロジェクトX」でも引き続き視聴者の心を揺さぶり続けている。

「作詞・作曲された中島みゆきさんは大変な天才だと思いますね。25年前、まだ企画の段階で、“名もなき人たちの物語です”という番組のイメージをご説明しただけで、あの2曲を作られたのですから。番組にピッタリで、われわれ制作側は歌の世界観から影響を受けた面もあったと思います」

 さて国井さんは「プロジェクトX」終了後の06年2月、57歳を迎えてNHKを定年に。その後は契約アナウンサーとして、紀行番組「小さな旅」などに出演。情報バラエティー番組「団塊スタイル」(Eテレ)が17年に終了した後は単発でナレーションなどを担当している。

 また局員だった00年から、故郷・山梨県都留市の市民サークル「ペレポロの会」で月1回朗読の指導を行い、この6月には発表会を行った。

「12年からは、飲み屋でたまたま知り合った、荒生さゆりというプロに勧められシャンソンを始めました。13年に僕は胃がんで胃の3分の2をとったのに、その2カ月後には荒生師匠と一緒にステージに立ち、10曲歌ったんですよ(笑)」

 胃の手術をしたためか、国井さん、少し痩せたようだ。この6月まで「日本トレッキング協会」会長を務め、山登りも趣味としてきたが、近年は体力を考慮し自重しているという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  4. 4

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  5. 5

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  3. 8

    トンチキアイドル枠独占のM!LKが“ポスト嵐”に急浮上! イケメンからインテリまで幅広く

  4. 9

    あのちゃん騒動の“最大の誤算”とは…番組終了より深刻な“サイレントサポーター”の離反

  5. 10

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    野村監督は事実上の“解任”だった 仮にCS突破で日本一になったとしても未来はなかった

  2. 7

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 8

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 9

    もはや誰が見ても一目瞭然 高市早苗はオツムも器も「首相失格」

  5. 10

    個人情報保護法“改悪”であなたの医療情報はAI開発にダダ漏れ デジタル大臣「氏名削除難しい」と詭弁で居直り