「魔法少女まどか☆マギカ」劇場版は8月28日に決定…アニメ業界の公開延期が「人手不足」では済まない要因

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■低クオリティーのアニメが量産されている

 複数のアニメーターに取材をして聞こえてきたのは、現場からの悲鳴である。納期がギリギリで、不完全なまま放送されるアニメはもはや珍しくないという。一昔前であれば、そういった低クオリティーのアニメは“作画崩壊”と揶揄され、ネットで嘲笑されたが、近年はアニメの本数が多すぎるせいか、低クオリティーのアニメは“視聴されているかどうかさえ怪しい”のである。

 人気アニメなら、SNSには必ずリアルタイムでコメントを書き込む人がいる。ところが、低クオリティーのアニメだと、SNSがまったく盛り上がらない。Xでのポストがまったく見当たらないケースもある。悲惨な作画崩壊を起こしているにもかかわらず、視聴者が少なすぎて話題にすらならないという、笑えない状態なのである。

 いったいなぜ、低クオリティーのアニメばかりが量産されるのか。1つの要因は制作会社の事情だ。コンテンツビジネスが盛り上がっているため、それまでアニメ制作に関わったことがないIT系の企業や芸能事務所までもが乗り出していて、そもそもアニメに関する知識も愛情もない。とにかく資金を集めてアニメスタジオに丸投げし、あとは当たるのを待つという感覚だ。

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