落語家・桂米團治さんは食べ物に一家言「僕は反旗を翻す人間でして…」
桂米團治さん(落語家/67歳)
桂米團治師匠は上方落語の四天王のひとり。3代目桂米朝の長男に生まれ、2008年に名跡「米團治」の5代目を襲名した。「人間の生きざまがすべて網羅されているのが落語」と語り、多彩な噺で人気を博している。食べ物については一家言ある。
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よく炭水化物はダメだとか、減塩しなければダメとか言われますが、僕はあれにずっと反旗を翻す人間でして(笑)。
元気がない、風邪ひいたっていう時に、病院に行って点滴を打つじゃないですか。点滴って生理食塩水です。あの中には0.9%の塩分と5%のブドウ糖が入っているんですよ。2リットルの点滴をすると18グラムの塩を取ることになります。病院でそれだけどんどん塩分を入れているのに、減塩しろって言うてる。1日の成人男性の塩分摂取量は6グラムとか7グラムとか言われているのにその3倍です。言うてること、おかしないですか。
昔から食事の基本はご飯に味噌汁、焼き魚に漬物です。どれもきっちり塩が利いていました。それで何百年も続けて過ごしてきたのに減塩しろと言う。それなのに点滴には18グラムも塩分があるってどういうことかと思うわけです。
炭水化物の話。宮沢賢治は「雨ニモマケズ 風ニモマケズ……一日ニ玄米4合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ」と言うてる。昔はそれぐらい1日に米を食べたんです。今の人は2合を食べる人ってなかなかいませんよね。でも、僕は食べてる。大きなお茶碗2杯が1合です。それを朝食べて、昼は何か食べ、夜も1合。ご飯をしっかり食べようと思ったら1日に2合はいけます。
そもそも炭水化物は太りません。炭水化物が太るというのも僕は真っ赤な嘘だと思ってます。
炭水化物イコール、ブドウ糖です。炭水化物は小腸でブドウ糖になって、血管に吸収され、血管を通って脳や臓器に行き、筋肉を動かす。つまりガソリンと同じエネルギー源です。では、余ったブドウ糖はどうなるか。肝臓にグリコーゲンとして蓄えられて必要に応じてブドウ糖に分解されて使われる。
ここでは脂肪という言葉が出てこない。炭水化物を食べると太って脂肪がつくいうのはどういう理屈かわからない。
太るのはタンパク質の取り過ぎ、脂身の取り過ぎ、カルシウムつまり乳製品の取り過ぎです。肉は脂身ではなく、赤身ならいいんです。乳製品の牛乳、チーズにはカルシウムがたっぷり含まれていて、それが脂溶性、脂に溶けるビタミンのA、Dと結合し、動物性脂質、タンパク質が絡んで接着剤のようになってへばりつく。それがメタボなんです。だから、ビタミンAが多いニンジンやホウレンソウ、レバー、ビタミンDが多いウナギは要注意。日本人がホウレンソウを食べるようになったのは「ポパイ」がはやってからですからね(笑)。


















