頻繁な「足のつり」は消化器系疾患のサイン

公開日: 更新日:

 気持ちよく寝ていたら、ふくらはぎに強烈な痛みが走って悶絶……。年をとってから足がつりやすくなったという人は少なくない。なんとかしたい。

 ふくらはぎは「こむら」と呼ばれ、ふくらはぎのつりは「こむら返り」と言われている。〈つり〉は、土踏まず、太もも、首、肩などでも起こるが、ふくらはぎは特につりやすい。誰もが一度は経験したことがあるだろう。激しい運動をしたり、立ちっぱなしで仕事をするなど、足を酷使している状況でこむら返りが起こるのはなんとなく理解できる。しかし、寝ている最中に頻繁につるようになったのはなぜなのか。ひょっとしたら、よからぬ病気なのだろうか。

 杏雲堂病院肝臓内科の小尾俊太郎部長はこう説明する。

「〈つる〉というのは筋肉の痙攣(けいれん)です。筋肉は体を動かすために伸びたり縮んだりしています。普段は、脳の指令=自分の意思によって伸縮しますが、指令とは関係なく筋肉が過剰に収縮して固まってしまう状態が〈つっている〉状態です。筋肉が縮こまって自分の意思では伸ばせないため、強烈な痛みを伴って動くことができません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」