頻繁な「足のつり」は消化器系疾患のサイン

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 気持ちよく寝ていたら、ふくらはぎに強烈な痛みが走って悶絶……。年をとってから足がつりやすくなったという人は少なくない。なんとかしたい。

 ふくらはぎは「こむら」と呼ばれ、ふくらはぎのつりは「こむら返り」と言われている。〈つり〉は、土踏まず、太もも、首、肩などでも起こるが、ふくらはぎは特につりやすい。誰もが一度は経験したことがあるだろう。激しい運動をしたり、立ちっぱなしで仕事をするなど、足を酷使している状況でこむら返りが起こるのはなんとなく理解できる。しかし、寝ている最中に頻繁につるようになったのはなぜなのか。ひょっとしたら、よからぬ病気なのだろうか。

 杏雲堂病院肝臓内科の小尾俊太郎部長はこう説明する。

「〈つる〉というのは筋肉の痙攣(けいれん)です。筋肉は体を動かすために伸びたり縮んだりしています。普段は、脳の指令=自分の意思によって伸縮しますが、指令とは関係なく筋肉が過剰に収縮して固まってしまう状態が〈つっている〉状態です。筋肉が縮こまって自分の意思では伸ばせないため、強烈な痛みを伴って動くことができません」

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