突発性難聴の8割が完治 画期的な「音楽聴くだけ」新療法

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 岡本准教授は、脳梗塞の片側マヒの患者に行われるリハビリ法に目をつけた。それは、正常に動く手足をギプスで固定し、マヒで動かない手足を積極的に動かす方法だ。

「すると、脳の神経ネットワークが再構築して、手足の機能が徐々に回復するのです。脳は使わなければ衰え、使えば活性化する。これは、感覚機能にも応用できると考えました」

 正常に聞こえる耳を耳栓でふさぎ、聞こえない耳に音楽を聞かせる。右耳から入ってきた音は、左脳で主に感知する(左耳なら右脳)。ところが、突発性難聴で右耳の聴力が低下すると、左脳は反応しなくなる。そして、左耳から入ってきた音に、右脳とともに左脳も反応するようになる。

「右耳の聴力が戻りかけても、左脳が反応しなくなります。それを防ぐために、正常に聞こえる耳に耳栓をします」

■クラシック音楽を毎日6時間

 突発性難聴を発症して5日以内の中程度の患者に10日間入院してもらい、31人が従来のステロイド療法、22人がステロイド療法と病側耳集中音響療法を受けた。

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