なぜ飲んだあとに甘いものが欲しくなるのか

公開日: 更新日:

 体に悪いとわかっちゃいるけど、飲んだ後についコンビニスイーツを買ってしまう……。なぜなんだろうか?

「アルコールを分解する際に、体内の糖分がエネルギーとして使われ低血糖気味になるからです。何も食べずにお酒ばかり飲んだ後は、なおさら無性に糖分を欲します。シメにラーメンやお茶漬けを食べたくなるのも同じ原理です」(国際医療福祉大学熱海病院・〆谷直人検査部長)

 炭水化物は糖質だから、麺類やご飯物も欲しくなるのだ。

 ちなみに、欧米ではお酒の後に甘いデザートを食べるのが一般的。体が自然と欲することから生まれた習慣だろう。

「糖分はアルコールの分解を促進するので、不足すると二日酔いになりやすい。二日酔い予防という点では、お酒のシメに適度に糖分を補給するのは悪くありません。ただし、ケーキやラーメンといったガッツリ系のシメでは、カロリーのとり過ぎという別の問題が出てきます」

 では、どの程度のシメがいいのか?

「通常はアメ玉1つ、オレンジジュース1杯くらいで十分です。あとはコンビニやラーメン店の前を通らないで帰ること。前を通ると、つい誘惑に負けてしまいますからね」

 一番良いのは、飲みながら適度に炭水化物を食べることだという。今日からつまみを、焼きそばやチャーハン、ポテトサラダなどに変えてみては?

【連載】?に答えます

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」