例年11~1月がピーク 「新型ノロウイルス」ジワリ接近中

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 この新型ノロウイルスは昔からあった「GⅡ・17」の変異株。この株は昨年から川崎など国内でも確認され、今年の夏は“ノロ中毒”が例年よりも増加した事実も気がかり。9月時点でアジア諸国での検出が増加しており、間もなく流行の季節に入る日本で、いつ感染が拡大しても不思議ではない状況だという。

■驚くべき感染力

 厚労省の統計(食中毒の発生状況)によると、昨年(14年)は、全体で976件、患者数は1万9355人だった。このうちノロウイルスは293件、1万506人。発生件数の3分の1、患者数では半数ちょっとを占めた。

 それが、この冬はさらなる猛威を振るう可能性があるとなると、恐ろしい話ではないか。

「ノロウイルスは1件で数百人の患者を出すような、大規模食中毒を起こしやすい。05年以降、患者数500人を超える食中毒は昨年まで31件ありましたが、15件がノロウイルスが原因のもの。1件で2000人を超えた事例もありました。

 また、症状が消えた後も2週間から1カ月くらい、排泄などでウイルスを出す点、ウイルスを持っているのに、下痢症状が出ない不顕性感染者が3分の1ほどいる点も恐ろしい。感染の可能性があるのです。消毒用アルコールの効果が薄いことも事実。体力が弱い子供や年寄りがかかりやすいことも含め、甘く見てはいけません」

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