演歌歌手・松原のぶえさん(54) 腎臓病(腎移植)

公開日: 更新日:

 発病から2年、日々節制しても体調は悪化するばかり。

■尿意があることのありがたさに気づいた

 声はますます出なくなるし、歌手を辞めるしかないかと思っていたら、弟から腎臓提供の話がありました。弟は発病当時から腎移植の覚悟をしていたそうで、さらに弟のお嫁さんが「あなたがやらなくてどうするの?」と弟の背中を押してくれました。かけがえのない夫の体にメスを入れることに理解を示してくれた義妹には本当に感謝、感謝です。

 腎移植を受ける際は、適合検査のために手術の前から1週間入院しました。血液型が私はO型、弟はB型なので、B型の腎臓を受け入れられるように抗体を作る必要があったんです。そんな過程を経ていざ手術となっても、健康な弟の体にメスを入れてもいいものかと、弟が手術室に運ばれていくまでためらいましたね。

 手術は8時間。弟の腎臓と私の管をつなぐと尿が出て成功……と思ったら、そこからが問題でした。術後3日間、尿が出ず、皮膚が破れて水が出るんじゃないか、っていうくらいパンパンにむくんでしまって……。

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