ろくに診察もせず状況悪化 都心の病院の“年末年始”が恐ろしい

公開日: 更新日:

 その後、お子さんは自宅で熱を出し、脚のすねを痛がったそうです。それでも正月明けまで我慢して改めてその有名総合病院に行ったところ、医師から「骨が折れてます。すぐに手術しましょう」と言われたそうです。さらに、「すぐに手術していれば大きな問題はおきませんでしたが、折れてから時間が経っているので脚の骨がうまくつかないかもしれません。また、くっついてもその部分の骨が太くなる分、他の部分に負担がかかるので再骨折しやすくなるかも」と言い放ったといいます。

 むろん、親御さんはこの言葉にカンカンです。しかし、親御さんもお子さんも「診ていただいている」という思いがあるせいか、我慢したそうです。このお子さんは運動好きなのに、いまだに松葉杖をついています。ひどい話です。

 しかも、この病院は「三次救急」を看板に出しており、若手医師の育成などをウリにしているのです。確かに年末年始の医師の配置が大変なのは分かります。みんな「年末年始くらい休みたい」と考えるのは当然です。しかし、三次救急の看板を掲げている以上、シフトをしっかりしてまっとうな医療を行うべきでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情