医師にも職業病? 皮膚病や白内障になりやすいのは…

公開日: 更新日:

都内の50代勤務医

 どんな職業にも、その仕事内容に応じた病気=職業病というものがつきものです。

 有名なのは、粉じんが舞う職場に多い「じん肺」と呼ばれる肺の病気です。肺の奥底にある肺胞や細気管支などに、目に見えない粉じんが入り込み、長い時間をかけて肺を硬くしてしまう病気です。

 チェーンソーや削岩機などを使う人は振動障害が起こりやすい。手指前腕の冷え、しびれから筋力が低下します。進行すると睡眠障害やイライラなどの精神障害が起き、手指の筋肉が萎縮して手術が必要になることがあります。

 医師やスタッフにも、そうした職業病があるようです。イタリアの新たな研究で、心臓カテーテル室の医師やそのスタッフは、その他の医師やスタッフと比べて皮膚病や白内障、高血圧脂質異常症のリスクが高いことがわかったというのです。

 そもそも、X線の結果を見ながら行う心臓カテーテル室の医師やスタッフは、重い鉛エプロンを使うことから肩凝りや腰痛などがつきものですが、放射線被曝の影響も強く出ることがわかっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が