医師にも職業病? 皮膚病や白内障になりやすいのは…

公開日: 更新日:

 研究では、イタリアの心臓カテーテルの学会出席者らから調査参加者を募る一方、放射線被曝を伴わない医療従事者を募り、両群を比較しました。

 その結果、被曝量の多い心臓カテーテル医師は、そうでない医師に比べて高血圧で1・7倍、高コレステロール血症で2・9倍、がんで4・5倍、白内障で9倍も高かったそうです。

①放射線被曝量は自己申告であったこと

②参加希望者を対象としたので、持病を抱えていた人が多かった可能性があること

③そもそも放射線被曝量と病気との直接的な因果関係が明白とはいえないこと

 以上に挙げた点などを考えれば、この研究をもって職業病というわけにはいきません。しかし、興味深い研究といえます。

 私の甥っ子が心臓カテーテルの医師を目指して勉強中です。機会があったら話してみようと思います。本人は“そんなリスクがあるなら心臓カテーテル医師をやめるよ”とは言わないでしょうけど、甥っ子の彼女はどう言うでしょうねえ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも