「先生とは好相性でした」 山田邦子さん乳がん闘病を語る

公開日: 更新日:

 病気がわかったきっかけは、出演したテレビの健康番組です。番組でやった「自分で乳がんを見つける方法」を試しに家でやってみたらコリッとしたものがあったので、番組でお世話になった女医先生のところで診察を受けたわけです。

 乳がんと言われた時のことをよく聞かれるけれど、思っていたほどショックじゃなかった。先生が間髪入れずに次のストーリーを話してくれたからだと思います。そりゃ一瞬ドキッとはしましたよ。でも、先生が「これは早期で小さくて、できたところもよかったから、こうでああで、すごく簡単で、あなた本当にテレビに出てよかったわね」って(笑い)。サバサバしたとてもいい先生で、中途半端なことを言われるのが嫌いな私と相性がよかったの。

 私はいつも「最悪のことと、最高のことを教えてください」ってお願いして、治療の話を進めていきました。最悪はがんが広がって死ぬこと。最高は治療が成功してどんどん健康になること。だいたいその2つしかないですよね。それで、「最高の結果にするために、今、私ができることは何ですか」と聞いたら、先生は「元気でいることです」と言うんです。“そうか”と思って力が抜けました。自分は元気でいればいい、治療のことは素人が考えることではなくて先生方にお任せしようと。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に