「先生とは好相性でした」 山田邦子さん乳がん闘病を語る

公開日: 更新日:

 1カ月半ほど検査に時間をかけて見つかった腫瘍は、右乳房に2つ、左に1つ。主治医が絵を描きながら説明してくれたのは、両胸の部分摘出手術のプランでした。その時、右乳房上の腫瘍は浸潤がん(転移の可能性が高い)なので切るのは仕方ないとしても、左の腫瘍は非浸潤がんだったので切らなくてもいいのでは? と思い、素直に質問してみました。すると、主治医は「これは勘ですけど、40%の確率でがんになると思います」と言うんです。“こんなに科学が発達しているのに勘って何よ”と思いません? 実は切らなくてもいい程度なのではないかと疑って、来る先生、来る先生にカマをかけてみましたが、どの先生も同じように同じことを言うので、最終的には納得しましたけどね(笑い)。

■人とつながることで元気に

 手術の時の麻酔では「ゆっくり数を数えてください」って言われたので、「いーち」と数えたら、次の瞬間「終わりましたよ」と言うんです。すごいでしょ? しかも、麻酔中に見ていた夢の中で、お寿司屋さんのカウンターに座って今まさに食べるっていうタイミングで声をかけられて、マスクをした主治医の顔が板さんだと思ったくらい。開口一番、「今、食べるところだったのに」と言っちゃいました(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が招いた「対中損失」に終わり見えず…インバウンド消費1.8兆円減だけでは済まされない

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  5. 5

    「NHKから国民を守る党」崩壊秒読み…立花孝志党首は服役の公算大、斉藤副党首の唐突離党がダメ押し

  1. 6

    国民民主党でくすぶる「パワハラ問題」めぐり玉木雄一郎代表がブチ切れ! 定例会見での一部始終

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  3. 8

    男子バレー小川智大と熱愛報道のCocomi ハイキューファンから《オタクの最高峰》と羨望の眼差し

  4. 9

    長女Cocomiに熱愛発覚…父キムタクがさらに抱える2つの「ちょ、待てよ」リスク

  5. 10

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ