著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ワシントン大が開発中 “粉末状”の人工血液が登場

公開日: 更新日:

 臓器など体のパーツが人工的に作られるようになった時代、血液は最後の課題といわれてきました。

 ところが2017年にはそれが変わるかもしれません。

 英保健省がケンブリッジ、オックスフォードなどの大学と共同開発している人工血液は、発表によれば、人間の幹細胞と、へその緒から得られた血液を使用して作られています。

 実用化されれば、一般の輸血用血液に代わるだけでなく、鎌状赤血球貧血のように頻繁に輸血が必要な患者や、珍しい血液型を持つ患者には非常に有効な手だてになると期待されています。17年から臨床実験として、希望する患者に輸血する予定です。

 米ワシントン大学で開発されている人工血液は、常識を覆す「粉末状」です。

 ErythroMer(エリスロマー)と名付けられたこの人工血液は、人間のヘモグロビンから作られ、通常の赤血球の5分の1の大きさ。

 フリーズドライの状態でパッケージすれば手軽に持ち運べ、緊急時には水を加えて使用できるため、救急患者や戦場などで大けがをした兵士の命を救うために役立つと注目されているのです。

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