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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

トランプ当選は「9・11直後や大恐慌並み」のストレス

公開日: 更新日:

 以前、大統領選によるストレスを感じている人が52%もいると当連載で書きました。選挙当日、ウエアラブルデバイス・メーカーのスパイアが実際にユーザー3000人のストレスを計測したところ、トランプ当選の結果が出た瞬間、ストレスレベルは通常の1.5倍に跳ね上がったとのことです。

 また、この夜、アメリカ版命の電話「自殺防止ホットライン」には通常の2.5倍という記録的な電話が寄せられたと発表されています。

 選挙直後、多くがヒラリー候補を支持した全米の大学生たちのショックが報じられました。イエール大学では学生たちが教授に対し試験を中止するよう求めたり、コーネル大学の学生は集まって「クライ・イン=嘆き悲しむ会」を行いました。大学側もカウンセリングを行うなどして対応。カリフォルニア州立大学では「ヒーリング・ルーム」を設け、学生たちがショックや不安を語り合う場を用意しました。

 ニューヨークでは地下鉄駅の構内などで、市民がそれぞれの思いを付箋に書いて壁に貼る動きが見られました。

 俳優ロバート・デ・ニーロは「まるで9・11の直後のような気持ち」、人気コメディアンのサラ・シルバーマンは「多くの人が大恐慌並みに落ち込んでいる」などと発言。

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