専門医に聞く うつぶせ寝禁止で乳幼児突然死は防げるのか

公開日: 更新日:

 SIDSのほとんどが睡眠中に起こっている。とくにうつぶせ寝での発症が目立っているが、その原因はハッキリわかっていない。

「有力なのは、『呼吸をつかさどる脳幹部の発達の遅延だ』との見方です。うつぶせ寝はあおむけに比べて接地面が大きく、赤ちゃんの気持ちが落ち着き、眠りが深くなりやすい。人間は深い眠りに陥ると瞬間、呼吸が止まることがあります。通常は脳幹部の防御反射で覚醒して呼吸を再開しますが、赤ちゃんは脳幹部の呼吸中枢が未熟で防御反射が遅れ、覚醒しないことがあるのです」

 一般にはうつぶせ寝だと鼻や口を布団などが覆い、窒息する、と考えがちだが誤解だという。

「あってもマレなケースでしょう。生後間もない赤ちゃんでも呼吸が苦しくなれば顔を左右に変えられます。窒息はふわふわの柔らかいベッドの上でうつぶせになったり、ベッドの柵などで首をつったり、体がはさまったり、親や兄弟が添い寝をして覆いかぶさったりして起こることが多いと思われます」

■2つの意外なリスク

 問題はSIDS発症のリスク要因はうつぶせ寝以外にもあるということだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”