データが後押し 長生きしたければ“一人飲み力”を養うべし

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 その生活ぶりにこそ、元気なハッピーロンリーになるヒントがある。誰かと一緒に食事をする「共食」と一人で食事をする「孤食」は、社会とのかかわりをチェックする指標のひとつ。東京医科歯科大のグループは、そこに着目。65歳以上の自立した約7万人を3年間追跡し、死亡リスクを調査している。

 その結果が面白い。一人暮らしで「孤食」の男性は、妻や子供たちの家族と同居で「共食」の男性に比べて、死亡リスクが1・2倍だった。ところが、一人暮らしでも「共食」の人は、家族同居で「共食」の人に比べて死亡リスクが低い傾向がみられたのだ。どういうことなのか。作家で、米山医院院長の米山公啓氏が言う。

■アフター5で飲むスタイルにも当てはまる

「東京医科歯科大のデータが示しているのは、社会性の違いです。たとえば、一人暮らしの人が一人で飲み歩く姿は一見、孤独のようでも、店で常連客や店員とのコミュニティーを築けていれば、社会性は十分。それに比べて、家族同居とは名ばかりで、どこに出掛けても直行直帰、会話もないような夫婦の食卓は社会性に欠けます。必ずしも家族形態が重要ではないということです。三浦敬三さんの事例は、まさにそういうことを示しています」

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